同窓会

スマホを変えた際に連絡先が全て吹っ飛んだ

以来地元の人たちとの交流が完全に途絶えている

同窓会には1度だけ参加したことがある

高校生になってから中学校の同級生達からお声がかかった

中学の頃は同じ学校の同じ教室で毎日顔を合わせていてそれが自然だったはずなのに

久しぶりに彼らに会うと当時の自分が何を話しどう接していたのかが思い出せなくなっていた

別々の高校に進み彼らのいない毎日が日常になり各々が違う文脈の中を歩み始めたことを知った

彼らは別に変わらず彼らだったのかも知れない

自分も変わらず自分だったはずだ

それでも何故か昔のようにはできなくて

それが寂しくてそれっきり