内申クソゲー高校受験

内申制度って何のためにあるの?

学校によって基準もまちまち、ふわっとしていて定量的ではない評価項目にA,B,Cがついてくる。

私が住んでいる愛知県では学校による内申の取りやすさの違いがあまりにも露骨な地域がある。

模試の偏差値で60を取るような子が(学力だけなら進学校に挑戦できるレベル)

内申の渋い公立中学の学区に住んでいたがために内申30ちょいで進学校の受験を断念するみたいな話をきいてなんだそれは?と憤りを感じた。

易しめの学校ならそれくらいの学力のある子は内申40台も夢ではないし上位進学校も十分視野に入っただろうに住んでいる地域の公立中学がハズレだとこんなにも選択肢が狭まってしまうのか。

 

5教科だけでなく色々な面で評価をしようという観点では美術、音楽、体育、技術家庭科副教科も含めて45点満点の内申制は悪くない。

ただし勉強を頑張ってテストで高得点を取り5教科で4や5を目指すのと副教科で4や5を目指すというのでは性質が異なる。

絵のうまさはどうしても個人差が出やすく、才能に恵まれなかった子が絵の練習を美術の成績のためだけにしようと思ったとき、画力というのは一朝一夕に身につく類いの能力ではないので5教科で点を取る以上の時間と労力が必要となり現実的ではないだろう。同様のことは体育や音楽などにも言える。特にこの2科目は運動をやっている生徒、ピアノなどの楽器を習っている生徒に有利な科目である。勿論これらの成績のためにクラブに入ったり音楽教室に通うということも現実的ではない。

公平さに欠くこのようなスコアが高校受験では採用される。

合格点を取ればOK、足りなければOUTといった大学受験の方が分かりやすく、フェアに感じるのは私だけだろうか?

 

内申40以上取って難関公立高校に進学するのとセンター(1次試験)で8割取って難関国立大学に進学するのどっちが難しいのか?と聞かれたら副教科が苦手、先生からの印象で損しやすい子達にとっては圧倒的に後者の方が実現の可能性が高いと思う。

 

内申クソゲーを回避するために中学受験で中高一貫校に進学するというのも上記に挙げたような内申で損しやすい子達にとっては有効な選択肢だと感じる。

 

公立高校の内申格差問題を解決するための案として

県内公立高校の定期テストを統一のものにするというのはどうだろうか?

愛知県全県模試の定期テスト版を行う。問題は県で作成するかそれが難しいようであれば模試を作っている某会社に委託する。採点も模試のように外部に委託し全体の得点を集計し偏差値○○以上は5といった感じでスコアを元に定量的に内申点を算出する。

これなら今よりは公平な内申を付けられるようになる上にテスト作成、採点といった先生の重労働も軽減され余裕を持って生徒達に向き合う事ができるようになるだろう。

 

は~ほんと内申制度クソゲー過ぎ。