大学受験 思い入れのある参考書

数学 大学への数学1対1対応の演習

元々学校では青チャートと数研の教科書傍用問題集4STEPを使って勉強を進めていた

それでも十分数学の力は付いたが如何せん問題が多いのと淡々とした解法習得に学習が終始しており、模試の応用問題に対応しきれず成績が頭打ちになっていた

そんなときに学年3位の秀才がこの問題集を使っているということを知り、早速本屋に行って購入した

問題数がチャートほど多くはなく復習がしやすかった

1問1問にじっくり時間をかけて解説を理解していくうちにひとつ高い視座から問題を見つめる事ができるようになったと感じる

暗記しているパターンの量=学力 という価値観を変えてくれた本でもある

中堅どころの私立大学を受験するのならば青チャートの例題のような問題がそのまま出題されることはよくある

しかし難関大を受験するとなると試験会場で解法を知っているからストレートに解けるといった類いの問題に出くわすことはほとんど無い

これに対応するには例題という具体例を通してその根本に共通する考え方を知る必要がある

抽象的なレベルでの理解を深めることが必要になる

大切な気付きを与え救ってくれた思い出のシリーズである

 

物理 新・物理入門

正直言って一般的な受験生にはおすすめできない

そこまで理解しなくても問題を解くのには支障が無いような高度な説明もあるため全てを理解せずとも大学受験には十分対応できるようになる

これをやると数学的なアプローチで物理現象の議論をできるようになる

一般的な高校物理ではなんとなく腑に落ちないところも理論で裏付けされていて痒いところに手が届くといった感じ

理系の大学生なら経験することになるのだが、数式や概念を理解するのに苦しみ何度も何度も繰り返し読んでかみ砕いてゆっくりゆっくり消化していく

そんな自然科学の学び方、姿勢を教えてくれた1冊でもある

一度本書で展開される議論の流れを自分自身でも再現できるようになると例え最難関レベルの入試問題でさえも定義から出発しいつもどおりの議論の流れに沿って解き進めることができるようになる

二次試験で物理は満点近く取ることができ合格の要因となった

1番理解に苦しみ、1番試験本番で力になってくれた参考書だ

 

英語 センター1500と基本はここだ!

英語からは2冊

通っていた東進で買わされた英単語帳のセンター1500と

西きょうじ先生の英文読解基本はここだ!

単語帳は2年生以降はずっとシステム英単語を使ったのだが高校入学してからの半年間はこのセンター1500を使って勉強をした

何の変哲も無い中学~センター試験レベルの普通の英単語帳なのだが

中学英語がボロボロの状態の自分が高校に入ってはじめて取り組んだ英語の参考書として思い出が深い

シンプルに単語を覚えるこれが英語学習の第一歩なのである

ある程度単語も覚えてきたのに英文がなんか読めない

そう塾の英語の先生に相談したときに英文解釈というものを知った

基本はここだ!を読んで初めて品詞(文の中での役割)や句、節というカタマリを意識して理論的に文を眺めることを知った

なんとなくフィーリングで読んでいたものに対して地に足付いた1つのアプローチが確立されるきっかけとなった

 

漢文 漢文早覚え即答法

頭の悪そうな参考書名だがとても役に立った

理系の私は国語にあまり時間を割きたくなかったのだがそうは言ってもセンターではそれなりの得点率が求められるわけでスルーはできない

困っていたところ本屋で見つけたのがこの参考書である

分量は軽く物理化学や数学で問題を解くのに疲れたときにゴロゴロしながらさらっと読めた

漢文の学習は即効性が有りすぐに結果が出て成功体験にもなった

参考書学習のスピード感を知り、授業の鈍間なペースを普通だと思っていた感覚を変えてくれた1冊でもある

 

現代文 きめるセンター現代文

問題文の読み方、何を問われているのかポイントが分かれば読み方が分かる

選択肢の吟味の仕方が分かる

新たな視点を与えてくれる参考書というモノはやはり印象に残る

 

化学、社会科目、古文に関しては特にこれといった思い入れのある参考書はないが使用していたものは

化学 重要問題集、有機化学演習

社会 現代社会一問一答(東進)

古文 読んでみて覚える315、学校の文法書

これらを淡々とこなした 

 

敢えて1冊だけあげるならやっぱり新・物理入門

受験を終えて殆ど参考書は後輩にあげてしまったけれどこの本は今でも手元に置いてある