ホームレスをバカにする奴がバカ

ホームレスと聞くと貧乏、ひもじい、怠惰なならず者といったようなネガティヴなイメージが思い浮かぶ人が大多数だろう。

だがホームレスを無条件に見下しバカにする奴が実のところ本当のバカなのではないかと私は考えはじめている。

特に持ち家がなく日々大家さんに家賃を納めている貧乏人がホームレスをバカにしているのだとしたら腹を抱えて笑ってしまうくらいおかしな話である。

 

大家さんとはどのような人たちなのか?

大家さんは大抵お金持ちの資産家だ。有り余るお金でさらにお金を増やすために物件に投資し、貧乏人が1日の大半をかけて働いて稼いだお金を自動的に回収する悪魔的な装置を所有することに成功した人たちだ。

もしもホームレスが社会的地位を得た場合、家を持たないという選択肢が受け入れられるようになってしまったら…せっかく投資して購入した悪魔的装置が台無しになってしまう。そんなことになっては困る。今まで通り人々には何の疑問も持たずせっせと働いて家賃を納めて貰わねばお金持ちが懐を肥やせなくて困るのである。

なのでホームレスはバカにされなければならない。嘲笑の対象で在り続けなければならない。

お給料の3分の1を自動的に回収される理不尽に気がつき身軽に生きるなんて事はあってはならない。そんな不届き者はコテンパンにされなければならない。

全ては悪魔的装置の健全な運営のために。