読書

学生の頃に何度か「本を読んでいるわたし」に憧れて岩波文庫の難しそうな本を背伸びして買ってみたことがある

ちょっと読んでみて閉じまた思い出した頃に読むを繰り返しなんとか1冊読んで満足する

こんな調子で結局学生の頃に読書習慣が身につくことはなかった

 

社会人になってから学生時代には目をそらすことができていた己の社会不適応性と直面せざるを得なくなり現実逃避の手段として本を読むようになった

日々の生活で痛みを感じるようになって初めて人生とは?幸福とは?働く意味とは?

そういったことを考えるようになった

問に対する答えを求めて本を手に取った

結局自分がこれだ!と思えるような答えなんてものは存在しなかった

ただ得られたものはあった

大学を出たら正社員として働くそれ以外の生き方もあるということを知れた

答えそのものは見つからなくても自分で考えて答えを探っていくための方針は見つけることができた

そして何より開き直って宇宙人として生きていこうと吹っ切れた

誰のどの本に書いてあったこの言葉が今のわたしを支えています!といったものを示すことはできないし覚えてはいないけれど触れた言葉は血肉となって自分の思考を支えてくれている